地震に強く浸水対策に配慮した住宅

 令和2年7月豪雨災害では、多くの住宅が浸水被害を受けました。
 住宅を建築する際は、その場所の災害に関する危険度を調べ、できるだけ安全な土地を選定することが肝要です。
 既存の集落などにおいては、地域における避難体制を充実させることも重要となります。さらには、「浸水対策」により住宅の安全性や復旧の容易性に配慮することで、災害への備えとして、安心感の向上につながります。
 熊本県住宅リフォーム推進協議会は、令和2年7月豪雨災害で被災された方々の住まいの再建を支援するために、無料住宅相談会や浸水住宅復旧のための講習会等を実施してきたところですが、この度、豪雨災害で被災された方々をはじめ、災害について高い関心をお持ちの皆様の「住まいづくりの参考」にさせていただこうと、本協議会に所属する団体が提案する『地震に強く浸水対策に配慮した住宅』のプランを公開するものです。

  • ① 次に掲げるルールに該当する住宅であること。
    • ア 熊本の気候・風土等地域特性に配慮した住宅
    • イ 熊本県産の木材など地域産材を使用した住宅
    • ウ 耐震等級3などの地震に強い住宅※1
    • エ 良質でコスト低減に配慮した住宅
    • オ 県内に本社を置く住宅事業者、大工・工務店が建設する住宅
  • ② 浸水対策に配慮※2した住宅であること。
令和5年3月
熊本県住宅リフォーム推進協議会

※1 地震地域係数を1.0以上として限界耐力計算等を行った住宅を含みます。

※2 例えば、居室の床を高くしたり、最上階に避難場所を確保したりといった工夫を盛り込んだ提案とし、今回は、単純な2階建ては対象外としています。


地震に強く浸水対策に配慮した住宅プラン集(順不同)

その時に備える住まい~心穏やかに暮らす~ 

(公社)熊本県建築士会

熊本のレジリエンス住宅  

(一社)熊本県優良住宅協会

呼吸する快適な大屋根の家 

(一社)KKN・熊本工務店ネットワーク

開放的な間取りの土壁住宅 

(一財)熊本県建築住宅センター・くまもと型木造伝統構法普及検討委員会